サーチコンソールでキーワード分析をしていると、「細かいキーワードが多すぎて、結局どのテーマが好調なのか分からない」と感じることはありませんか?
ユーザーの検索語句は多様です。同じ「痩せたい」という意図でも、人によって使う言葉はバラバラ。これらを一つひとつ追うのには限界があります。そこで登場したのが、Googleサーチコンソールの新機能「クエリグループ」です。
この記事では、AIが検索意図を汲み取ってキーワードを自動集計してくれるこの機能について解説します。
キーワードを「グループ」で捉えるべき理由
検索ユーザーは、1つの目的(検索意図)に対してさまざまな言葉を使います。
- ロードバイク ダイエット
- ロードバイク 痩せる
- 自転車 ダイエット 効果
これらはすべて「ロードバイクで痩せたい」という共通の意図を持っています。 個別のキーワードの順位に一喜一憂するのではなく、これらを「一つのグループ」として捉えることで、サイトがユーザーのニーズにどれだけ応えられているかという「本質的な評価」が見えてきます。
従来の「手動グルーピング」の限界
これまでは、特定のテーマごとに分析したくても、以下のような手間がかかっていました。
- 正規表現(複雑な文字列)を使ってフィルタをかける
- Excelやスプレッドシートに書き出して手動で分ける
- データが更新されるたびに集計し直す
これでは分析の準備だけで日が暮れてしまいます。この課題を解決するのが「クエリグループ」機能です。
クエリグループ機能とは:AIによる自動集計
サーチコンソールに追加されたクエリグループ機能は、AIによってキーワードを自動でグループ化する機能です。
つまり、先ほど説明した作業を、手動ではなく自動で生成できるようになりました。
主な特徴
- 自動グルーピング: 似た意味の言葉をAIが判別してまとめます。
- トレンドの可視化: グループ単位で「伸びているか(上昇基調)」「落ちているか(下降基調)」がわかります。
- 専門知識不要: 難しい設定なしで、普段使っている言葉のまま分析結果を確認できます。
これにより、従来のグルーピングの手間を大幅に削減できます。
Googleサーチコンソールへのサイト登録
クエリグループを確認するには、まずサーチコンソールへのログインが必要です。
☞ここからGoogleサーチコンソールにログイン (新しいタブが開きます)
登録がまだの方は、サイト登録を済ませておきましょう。
具体的な登録方法については以下の記事で解説していますのでご覧ください。

クエリグループの確認手順
クエリグループは以下の手順で確認できます。
- 概要画面、または左メニューの「分析情報」をクリック

- スクロールし、「お客様のサイトにつながる検索語句」セクションを確認します。

ウェブサイトのクエリが次の 3 つのバリエーションでグループ化され、カードをクリックすると表示が切り替わります。
トップへ: クリック数が最も多いグループ。
上昇基調: 前の期間と比較してクリック数が大きく増えたグループ。
下落基調: 前の期間と比較してクリック数が大きく減少したグループ。

実務で役立つ、クエリグループの活用例
単体キーワードの分析では見落としてしまう「サイトの異変」に気づくことができます。
例えば、弊社のブログ「fun2ride」のデータを見てみましょう。 「ロードバイク 通勤」という特定のキーワードは3か月のデータでクリック数1位をキープしており、一見すると好調に見えます。

しかし、クエリグループで確認すると、グループ全体では「下降基調」にあることが分かりました。これは「通勤」に関連する周辺キーワード(例:雨の日、距離、服装など)での評価が下がっているサインであり、記事のリライトが必要な時期だと判断できます。

活用時の注意点
クエリグループは便利な機能ですが、いくつか注意点があります。
・グルーピングの基準は公開されていない
・意図と異なるグループに分類される可能性がある
・細かい条件でのカスタマイズはできない
そのため、グループの中身を確認しながら活用することが重要です。
また、クエリの多いサイトのみが使える機能であり、全てのサイトが機能を使えるわけではないということも注意が必要です。
独自のKPIで分析したいなら「アナトミー」
「自社のサービスカテゴリに合わせて、もっと厳密にキーワードグループを管理・分析したい」という方には、弊社ツール「アナトミー」がおすすめです。
アナトミーなら、独自のキーワードグループを自由に作成し、グラフで視覚的に分析できます。
無料プランでキーワードグループ機能をお試しいただけます。ぜひ自社サイトの分析に活用してみてください。

まとめ
キーワードグループは、ユーザーの検索意図を本質的に理解するために欠かせない考え方です。サーチコンソールのクエリグループ機能を活用すれば、これまで手間だった集計作業をAIに任せ、検索意図単位でのパフォーマンス変化をスピーディーに把握できるようになります。分析作業の負担を減らし、浮いた時間をユーザーを満足させるためのコンテンツ改善に充てていきましょう。








