検索結果の最上部に表示される「強調スニペット」に単に表示されるだけでは、検索結果で満足(離脱)され、事業成長に繋がりません。
本記事では、Googleに情報を正しく伝えるHTML構造から、ユーザーをサイトへ引き込むUXライティングまで、SEO戦略に基づいた具体的な獲得手法を解説します。
強調スニペットの基礎知識については、以下の記事をご覧ください。

対策すれば必ず表示されるとは限らない
はじめにお伝えしますが、強調スニペットは対策をして必ず表示されるものではありません。あくまで強調スニペットとして表示される可能性が高くなるというだけです。
Googleでは、ユーザーの質問に対する回答がページに含まれていることをシステムで判断し、強調スニペットとして表示します。つまり、ユーザーにとって質の高いコンテンツ政策を継続することが大前提となります。
表示確率を高める「5つのポイント」
① まずは検索順位10位以内を目指す(前提条件)
強調スニペットに採用される記事の90%以上は、すでに検索結果の1ページ目にランクインしています。まずはドメインの権威性(E-E-A-T)を高め、上位表示を実現することがスタートラインです。
② 検索意図に合わせた「型」を選択する
ターゲットキーワードで実際に検索し、Googleがどの形式の回答を求めているか(文章・リスト・表)を分析します。競合が採用されている「型」に合わせることが、採用への最短距離です。
③ 最初の1文で「言い切る」UXライティング
見出し直下で結論を即答します。デバイスごとの表示限界を意識して構成しましょう。
スマホ:100文字以内(結論をここに凝縮)
PC:120〜160文字(補足情報まで表示可能)
【ライティングのポイント】
冒頭100文字で即答: 「◯◯とは〜のことです」と断定します。
続きでクリックを誘発: 結論の後に「具体的な成功事例」などを続け、詳細が気になる構成にします(スニペット内での完結=離脱を防ぐため)。
【表現の比較】
良い例: 「SEOとは〜のことです。成功には3つのコツがあり…」
避けたい例: 「SEOは色々ありますが、最近重要と言われていて…」
④ HTMLタグを正しく使い、構造を伝える
Googleのクローラーに情報の意味を正確に伝えるため、適切なタグを使用します。
| コンテンツの種類 | 使用すべきHTMLタグ | 定義・概要 |
| 見出し・テーマ | <h1> 〜 <h3> | ページの主題や各セクションの要約を伝えます。 |
| 定義・概要 | <p> | 文脈の区切り(段落)を示し、簡潔な断定文を伝えます。 |
| 手順・順序 | <ol> ・ <li> | 料理のレシピや設定手順など、順番が重要な項目に使用します。 |
| 並列する項目 | <ul> ・ <li> | 特徴の羅列など、順不同で並列な情報を整理します。 |
| 比較・スペック | <table> | 料金表や製品仕様など、複数の要素を比較する際に使用します。 |
[補足]
「このタグを使えば必ず検索上位(強調スニペット)に表示される」という裏技はありません。大切なのは、Googleにとってもユーザーにとっても構造が直感的に理解できるように正しくマークアップすることです。
上記はSEO上、特に頻出するタグを抜粋したものです。これら以外のタグについても詳しく確認したい方は、以下の公式リファレンスをご参照ください。
⑤ 構造化データ(JSON-LD)を実装する
「よくある質問(FAQ)」や「ハウツー(How-to)」の構造化データをマークアップすることで、検索エンジンに情報の意味を直接伝達し、採用の確率を高めます。
運用上の注意:サーチコンソールの順位と「表示」の関係
強調スニペットに採用されると、Googleサーチコンソール上の掲載順位は「1位」として記録されます。
しかし、ここで注意すべきは「1位=流入増」とは限らないという点です。以下の2つの観点から数値を分析しましょう。
戦略的判断:あえて「表示させない」選択肢
「表示はされているが、クリック率が大幅に下がった」「情報の断片化により誤解を招いている」という場合、あえて表示を制限する判断も必要です。
サイト全体の回遊率を守るための非表示設定(data-nosnippet等)の手法については、以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ
強調スニペットの獲得はゴールではなく、あくまでSEO集客を最大化するための強力な手段です。対策後は必ず以下のサイクルを回してください。
- 目視確認: 狙った箇所が意図通りの「型」で表示されているか。
- データ検証: サーチコンソールでCTRの変化を追跡する。
- リライト: 反応が薄い場合、要約文やリストの項目を再設計する。
施策を行った後は、次のステップとして具体的な確認方法をチェックしましょう。確認方法については以下の記事をご覧ください。







