クローラーは、インターネット上のWebサイトを巡回し、ページを収集しています。Googleなどの検索エンジンは、このクローラーで収集した情報を元にして、検索結果を表示しています。
つまり、検索エンジンのクローラーに正しく巡回してもらうことは、SEO対策の基本といえます。この記事では、クローラーの巡回を最適化する方法について解説します。
クロールバジェット
クロールバジェットとは、Googlebotがクローリング可能なページ数の上限です。
Googleのクローラーもリソースには限りがあります。そのため「どのURLでも同じ巡回頻度でクローリングする」というわけにはいきません。そこで、サイトに優劣をつけ、クロールバジェットをコントロールしています。
クロールバジェットが多く割り当てられたサイトは、より多くのページをクローリングできるので、結果的にサイトの巡回速度がアップすることになります。
クローラーの巡回頻度を上げるには?
インデックス登録のリクエスト
Googleサーチコンソールで、優先的にクロールしてほしい URL に対して「インデックス登録をリクエスト」します。数ページであれば、この方法でも十分に有効です。
クロールするページを減らす
ECサイトなどで、色やサイズなどの絞り込み条件(パラメータ)によって膨大なURLが生成される場合、重要でないページの巡回を制限する必要があります。 Googleは、価値の低い大量のURLをクロールすることを「SEO上の悪影響がある」としています。このような場合は、robots.txtでクローラーの巡回をブロックします 。
URLを正規化する
同じページなのに、異なる URL からアクセスできる場合があります。よくあるのが、次のようなケースです。
- https://example.com/
- https://example.com/index.html
index.html を付けても、付けなくても同じページが表示されます。 URL が複数 あるのに内容が重複しているので、「重複ページ」と呼ばれています。「重複ページ」が起きた場合は、URLをどれか1つに決め(URL 正規化)、リンク先の URL を正規化した URL の方に統一していきます。
<a href="/">TOPページ</a>
リンクの正規化は、「クロールするページ数を減らす」ことにもつながります。

リンク切れをなくす
サイト内にリンク切れ(404エラー)があると、クローラーの巡回がそこで止まってしまい、効率が落ちます。定期的にリンク切れをチェックし、修正することが大切です。

サーバーの応答を速くする
ページの表示速度を改善することは、ユーザーにとってもSEO上も有効です。
最初にお勧めのするのが、PageSpeed Insights でのページ速度計測です。PageSpeed Insights を使うと、ページの表示速度がスコアリングされて表示されます。画像の軽量化など、実行しやすい施策から進めるとよいでしょう。

クローラーの巡回を制御するには
2026年現在のSEOにおいて、クローラーの制御方法は以前とは大きく変わっています。
以前はGoogleサーチコンソールの設定画面から、Googlebotがサイトを訪れる頻度を手動で制限することができました。しかし、現在はGoogleのAIによる自動最適化の精度が向上したため、この手動制限機能は廃止されています。
現在のクロール頻度を制御する方法
クローラーのアクセスが集中しすぎてサーバーに負荷がかかっている場合、以下の方法で対応しましょう。
- サーバーの応答速度で伝える:サーバーが苦しいときは、ステータスコード「503(Service Unavailable)」を返すと、Googleは一時的にクロールを控えてくれます。
- Googleの専用フォームを利用する:どうしても緊急でクロール速度を下げたい場合は、Googleが用意している専用の報告フォームからリクエストを送信します。
- robots.txtを活用する:不要なページへのアクセスをrobots.txtでブロックすることで、サーバー全体の負荷を間接的に下げることが可能です 。
以前は、リンクに rel=”nofollow” を記述すれば、クローラーはその先を絶対にたどらない「命令」として機能していました。しかし、現在のGoogleの仕様では、これはあくまで「ヒント」という扱いに変わっています。
まとめ
以上、GoogleクローラーによるWebページ巡回の仕組みと、巡回を最適化する方法を説明しました。
大規模サイトでは、クローラーによる負荷対策が特に重要です。小規模サイトでは、robots.txtを正しく設定するだけで十分でしょう。なお、クローラーが取得したコンテンツは、検索エンジンのデータベースである「インデックス」に登録されます。SEO対策としては、インデックス最適化のやり方についても知っておきましょう。
最後に弊社ではサーチコンソールとGA4データを1つにまとめて分析ができる「Webサイト分析ツール アナトミー」 を提供しております。運用しているサイトのSEOチェックを行うのに必要な機能が揃ったダッシュボードプランは全て無料でずっとご利用いただけます。是非、アナトミーに無料登録してサイトのSEOチェックをしてみてください。








