Google検索結果にFAQ形式の回答を表示させるFAQ構造化データは、2023年の仕様変更以降、一般的なブログや企業サイトでは設定してもリッチリザルトが表示されなくなっています。
本記事では、現在の適用ルールと実装方法について説明します。
FAQ構造化データの概要については、以下の記事をご覧ください。

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まずは対象のサイトか判断する
FAQ構造化データは、現在Googleによって以下のように表示対象が厳格に制限されており、設定すれば常に表示されるものではありません。表示される対象のサイトは、Googleが以下に示している通りです。
保健機関または政府機関関連のサイトであり、かつ知名度と信頼性の高いサイトである必要があります。
よくある質問(FAQPage、Question、Answer)の構造化データ
導入の工数をかける前に、まずは自社のサイト属性が上記に該当するかを必ずチェックしましょう。該当する場合は、以下の手順で実装します。
JSON-LD形式で指定する場合
JSON-LD 形式では、構造化データを JSON 形式で、script タグ内に記載します。記載する場所は、head 内でも、body 内でも構いません。
以下は、FAQを3つ記載した例です。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "FAQPage",
"mainEntity": [
{
"@type": "Question",
"name": "アナトミーとは何ですか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "プロフェッショナル向けSEO分析ツールです。"
}
},
{
"@type": "Question",
"name": "テクニカルSEOとは何ですか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "テクニカルSEOは、技術的な裏付けのあるSEO対策のことをいいます。Googleのガイドラインなどで明確に示されており、実施することが可能な施策です。"
}
},
{
"@type": "Question",
"name": "セミナーを開催していますか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "SEO分析やSEO改善のノウハウを分かりやすく解説する無料セミナーを開催しています。"
}
}
]
}
</script>
FAQの項目ごとに、構造化データ内で設定する項目は、以下の2つです。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| name | FAQの質問文です。 |
| acceptedAnswer内のtext | FAQの回答文です。 HTMLタグ <h1>~<h6> <br> <ol> <ul> <li> <a> <p> <div> <b> <strong> <i> <em> が利用できます。 |
回答文でHTMLタグを指定すると、次のように見出しやリンクを含むリッチリザルトが表示されます。

microdata形式で指定する場合
microdata 形式では、FAQ全体や質問・回答を表す要素に、itemprop 属性などの属性を追加します。属性を追加する必要があるのは、以下の5つの部分です。
| 対象 | 追加する属性 | 代表例 |
|---|---|---|
| FAQ全体 | itemscope itemtype=”https://schema.org/FAQPage” | ul タグ |
| 各FAQ | itemprop=”mainEntity” itemscope itemtype=”https://schema.org/Question” | li タグ |
| 質問文 | itemprop=”name” | span タグ |
| 回答全体 | itemprop=”acceptedAnswer” itemscope itemtype=”https://schema.org/Answer” | divタグ |
| 回答文 | itemprop=”text” | pタグ |
microdata 形式のFAQ構造化データの HTML サンプルです。
<ul itemscope itemtype="https://schema.org/FAQPage">
<li itemscope itemprop="mainEntity" itemtype="https://schema.org/Question">
<div itemprop="name">アナトミーとは何ですか?</div>
<div itemscope itemprop="acceptedAnswer" itemtype="https://schema.org/Answer">
<p itemprop="text">
プロフェッショナル向けSEO分析ツールです。
</p>
</div>
</li>
</ul>
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リッチリザルトで表示されないときのチェックポイント
構造化データをマークアップしても、FAQがリッチリザルトとして表示されない場合は、さまざまな原因が考えられます。
よくある原因は以下の通りです。
- 構造化データの構文エラー
- 当該URLがまだインデックスされていない
- 構造化データで指定したFAQがページに表示されていない
原因1.構造化データの構文エラー
まずは、JSON-LD の構文エラーがないかどうかを Googleサーチコンソールで確認します。手順は以下の通りです。
- URL を入力して Enter を押下する
- URL 検査画面で [公開URLをテスト]ボタンをクリックする
JSON で書き間違いが多いのが「,」(カンマ)です。{}ブロック内の最後に「,」を記述しないように注意してください。また、 /* */ や // といったコメントも記述できません。

もしくは、リッチリザルトテストツールでも構文チェックができます。エラーの対処方法については、以下ページに詳しくまとめています。
- 関連記事:リッチリザルトテストツールの使い方
原因2.当該URLがまだクロールされていない
クローラーがまだページをクロールしていない可能性があります。
Googleサーチコンソールで URL を入力し、[インデックス登録をリクエスト]ボタンをクリックしてください。

クロールし、インデックス登録された後、検索結果画面に表示されるようになります。
原因3.構造化データで指定したFAQがページに表示されていない
Google の構造化データガイドラインでは、ページに表示されている内容と構造化データを一致させるように記載されています。
ページの読者に表示されないコンテンツをマークアップしないでください。たとえば、JSON-LD マークアップでパフォーマーが記述されている場合、HTML の本文でも同じパフォーマーが記述されている必要があります。
https://developers.google.com/search/docs/guides/sd-policies#content
構造化データで指定したFAQが実際には存在しないような場合や、大きく異なる場合は Google のガイドライン違反となります。ガイドライン違反があると、構造化データが認識されなかったり、最悪の場合は検索順位への影響もあります。
まとめ
FAQ構造化データは、特定の信頼性の高いサイトにおいてのみ有効な施策となっています。実装する際は、まず自社サイトが対象かを確認し、JSON-LDやmicrodataを用いて正しく記述することが重要です。
設定後はサーチコンソールやリッチリザルトテストツールを活用して、エラーがないか定期的に確認しましょう。
最後に弊社ではサーチコンソールとGA4データを1つにまとめて分析ができる「Webサイト分析ツール アナトミー」 を提供しております。運用しているサイトのSEOチェックを行うのに必要な機能が揃ったダッシュボードプランは全て無料でずっとご利用いただけます。是非、アナトミーに無料登録してサイトのSEOチェックをしてみてください。








