サーチコンソールのプロパティを削除する際、同じプロパティを使用している他のユーザーに影響を及ぼしたり、データが消失してしまったりするリスクがあります。
サーチコンソールのプロパティの削除方法と、削除する際の注意点を説明します。
サーチコンソールのプロパティの削除手順
- サーチコンソールの「設定」をクリック
- 「プロパティを削除」をクリック
- 表示されるポップアップで、「プロパティを削除」をクリック
注意点:他のユーザーへ影響が出る場合がある
自身が「確認済みの所有者」である場合、他のユーザーへ影響が出る場合があります。「確認済みの所有者」かどうかは、以下の手順で確認できます。
- サーチコンソールの「設定」をクリック
- 「あなたは確認済みの所有者です」と表示されているか確認する
自身が「確認済みの所有者」だった場合はさらに、他に「確認済みの所有者」がいるかどうかも確認しましょう。
- 「ユーザーと権限」をクリック
- ユーザー一覧に、「確認済み」と表示されているユーザーがいるか確認する
自身が「確認済みの所有者」でない場合
自身のプロパティの一覧から当該のプロパティが削除されますが、他のユーザーのプロパティ一覧からは削除されず、データにも影響がありません。
自身が「確認済みの所有者」で、他に「確認済みの所有者」がいる場合
同様に、自身のプロパティの一覧から当該のプロパティが削除されますが、他のユーザーのプロパティ一覧からは削除されず、データにも影響がありません。
自身が「確認済みの所有者」で、他に「確認済みの所有者」がいない場合
他のユーザーは、当該プロパティのデータの閲覧ができなくなります。他のユーザーが「所有権の確認」をすれば再びデータを見ることができますが、「所有権の確認」はサーバーの設定が必要な場合もあるので、対応が難しかったり、対応に時間がかかったりする場合があります。
データが見えなくなるまでには猶予期間がありますが、可能であれば、他のユーザーの「所有権の確認」が完了してからプロパティを削除することをお奨めします。
なお、所有権の確認済みユーザがいなくなってデータの閲覧ができなくなった場合でもデータの収集は続けられるため、再び「所有権の確認」をすればその期間のデータも含めてデータを閲覧できます。
まとめ
ドメインの移行や、自分が担当から外れる等して、サーチコンソールのプロパティが不要になり、整理のためプロパティを削除したいというケースはあるかと思います。
プロパティの状態によっては、他のユーザーがデータを見ることができなくなる、蓄積してきたデータが削除されてしまう等の弊害が生じる可能性があります。
プロパティを削除する際には「所有権の確認」を必ず確認するようにしましょう。
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