Googleサーチコンソールの検索順位(平均掲載順位)とは?

Webサイト運営やSEO対策において、最も重要な指標の一つが「検索順位」です。
Googleの検索結果は進化を続けており、現在は「AIによる概要」なども順位に含まれるようになっています。

ここでは、最新の掲載順位の数え方と、その重要性を解説します。

目次

検索結果の「順位」はどう決まる?

検索順位(Googleサーチコンソールでは「掲載順位」)とは、Google検索でキーワードを検索した際に、あなたのWebページが何番目に表示されるかを示す順序のことです。

Googleサーチコンソールの掲載順位は、基本的に「検索結果のメインエリアを上から下へ順番に数える」のがルールです。

順位の基本は「上から順番」

検索結果に表示される各要素(WebサイトのリンクやAIの回答など)には、上から 1、2、3… と番号が振られます。以下は、実際の掲載順位の例です。

特定キーワードでの検索順位の例

※注意:広告はカウントしない 

画面の最上部などに出る「スポンサー」と書かれた広告は、SEOの掲載順位には一切含まれません。広告を飛ばして、その下の要素から1位、2位と数えます。

広告が上に表示される場合の検索順位の数え方の例

【重要】「AIによる概要」の順位はどうなる?

最近導入された「AIによる概要(AI Overviews)」(画像の赤枠部分)も、サーチコンソールの順位に反映されます。

通常、AI概要は検索結果の最上部(広告のすぐ下)に表示されるため、AI概要の枠全体が1位として扱われます。

以下の例のように、AI概要の中に複数のサイトへのリンクがある場合、それらのサイトはすべて「1位」として記録されます。

特定のキーワードで生成されたAI概要の表示例と、それを含めた検索順位の例

Googleサーチコンソールの「順位」が「平均掲載順位」である理由

Googleサーチコンソールの順位が「平均」として出されるのは、検索結果がユーザーごとに変化する「パーソナライズ」という仕組みがあるためです。

具体的に、掲載順位はユーザーの以下の要因によって1人ずつカスタマイズされます。

1. 検索場所:ユーザーがいる地域(現在地)
2. 検索履歴:過去にそのユーザーが訪れたサイトの傾向
3. デバイス:スマホかPCか

このように人によってバラつく数千・数万件のデータを統合し、サイトの「平均的な実力」をひとつの数字で表したものが「平均掲載順位」です。

「誰か1人の結果」ではなく、「世の中全体の平均」を映し出すことで、客観的な分析が可能になります。

検索順位(平均掲載順位)がSEOで重要な理由

順位にこだわる必要があるのは、順位がサイトの「集客力」を決定づけるからです。

検索順位はクリック率(CTR)に直結します。順位が1つ下がるだけで、サイトに訪れる人数は大きく減少します。1位は39.8%、2位は18.7%、3位は10.2%※と、1位と2位ではアクセス数に2倍以上の差が出ます。

※引用元:2025 Click-Through Rates (CTR) by Google Ranking Position

AI概要が1位に表示されるようになった現在、いかに上位(特に1位の枠内)に食い込むかが、集客の鍵を握っています。

まとめ

Googleの掲載順位は、広告を除いて上から順番に数えられ、AI概要も1位としてカウントされるのが現在のルールです。

「自分の環境での検索結果」はあくまで一例に過ぎません。サーチコンソールの「平均掲載順位」をチェックして、客観的なサイトの評価を把握し、改善を繰り返していきましょう。

Googleサーチコンソールを使って、平均掲載順位を確認する手順については、以下の関連記事で解説しています。

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