サーチコンソールで上限1,000件を超えるデータを表示する方法

こんにちは、Webサイト分析ツール「アナトミー」開発チームの宇都宮です。

サーチコンソールは、ユーザーがサイトに訪れる際に使用した検索キーワードを調べることができるツールです。サーチコンソールの検索パフォーマンスレポートでは、検索キーワード毎の表示回数、クリック数、平均CTR、平均掲載順位を調べることができます。

大変有用なレポートですが、一度に表示できるキーワードの件数が1,000件までという制限があります。ExcelやCSV形式でデータをエクスポートすることもできますが、こちらも同様に上限は1,000件です。

今回の記事では、この制限を回避する方法をいくつか紹介します。

目次

フィルタ条件を掛け合わせて制限を回避する

検索パフォーマンスレポートにはフィルタ条件を設定することができます。初期状態では「過去3ヶ月間のウェブ検索すべて」のデータを表示します。初期状態のレポートでデータの件数が1,000件を超えている場合は、表示できていないデータがあるかもしれません。

フィルタ条件を追加することで、必要な範囲のデータだけに絞り込むことができるので、上手くフィルタを組み合わせることで表示するデータを増やすことができます。以下の例では、初期状態の条件に追加して、ページのURLに post- という文字列を含む、というフィルタを追加しました。フィルタの追加により 件数は151件になりました。フィルタの追加により、サイト内のブログコンテンツに関するデータは漏れなく抽出することができるようになりました。

Looker Studioと連携する

Looker Studioは、Googleが提供するBI(ビジネスインテリジェンス)ツールです。Looker Studioでは、Googleのサービスや他のツールからデータを収集し、表やグラフなどで可視化してレポートを作成できます。もちろん、サーチコンソールも Looker Studioと連携することができます。試しに弊社のデータを連携したところ、1,000件を超えるデータを抽出することができました。

アナトミーと連携する

GA4とサーチコンソールを統合してデータを可視化できるWebサイト分析ツール「アナトミー」でもサーチコンソールのデータを確認することができます。無料で利用できるプランでも25,000件、有料プランなら100,000件のデータを確認できます。データを連携すれば自分で設定しなくてもデータを確認することができるので、是非お試しください。

まとめ

今回の記事ではサーチコンソールで表示できるデータの上限数と回避方法についてご紹介してきました。簡易的にフィルタ条件の調整で回避する方法や Looker Studio や アナトミー といった他ツールと連携する方法をご紹介しました。ユーザーが利用するキーワードや自社サイトの評価の分析はSEO施策を検討する上で重要な工程です。できるだけ正確なデータで分析できるよう記事の内容が参考になれば幸いです。

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