検索結果でのクリック率向上に役立つリッチリザルト。 現在はCMSの機能やAIを活用することで、専門知識がなくても簡単に実装可能です。
本記事では、リッチリザルトを表示させるための具体的な設定手順(CMS・JSON-LD記述)から、正しく反映されたかを確認する方法までを解説します。
リッチリザルトの設定方法
Googleの検索結果にリッチリザルトを表示させるには、ページに構造化データを設定します。その方法は、大きく分けてCMSの機能を使うか手動で設定するかの2通りです。
まずはCMSやプラグインの機能を確認
2026年現在、WordPressなどのCMSを利用している場合、専門的なプログラミング知識がなくても設定できるケースが主流です。
多くのSEOプラグインやWebサイトのテーマには、構造化データを自動で出力する機能が標準で備わっています。まずはご自身のサイト環境で、プラグインの設定をオンにするだけで対応できないかを確認するのが最も近道です。
CMSの機能で対応できない場合や、より細かくカスタマイズしたい場合に手動での設定を行います。今回は実務で一般的な「HTMLへの記述(JSON-LD)」について説明します。
HTMLに記述する(JSON-LD形式)
「JSON-LD」という形式を使い、<script>タグの中に情報を記述して、HTMLの<head>または<body>内に配置します。Googleはこの形式を強く推奨しています。記述例としてイベント情報を見てみましょう。
<script type="application/ld+json">
{
"@context" : "http://schema.org",
"@type" : "Event",
"name" : "【イベント名】",
"startDate" : "2020-04-01T15:00+09:00",
"location" : {
"@type" : "Place",
"name": "オンライン開催",
"address" : {
"@type": "PostalAddress",
"addressRegion": "東京都"
}
}
}
</script>
script タグ内は JSON 形式で、構造化データの種類ごとに必要な項目が決まっています。イベントの場合、name にはイベント名称を、startDate にはイベント開始日時を、address にはイベントの開催場所を指定します。
このコードをゼロから書く必要はありません。ChatGPTやGeminiなどの生成AIに「〇〇というイベント用の構造化データ(JSON-LD)を書いて」と指示を出せば、コピー&ペーストで使えるコードを作成してくれます。
設定の詳細については、以下を参照してください。

リッチリザルトの表示確認
リッチリザルトの表示を確認する方法を3つ紹介します。
1. リッチリザルトテストで確認する
Googleが提供する公式ツール「リッチリザルトテスト」を使用します。最も確実で、手軽な方法です。


確認手順
1.URLを入力する 検証したいページのURLを入力し、「URLをテスト」ボタンをクリックします。(コードを直接貼り付けてテストすることも可能です)
2.判定結果を見る
「一部のリッチリザルトの対象になります」(緑色のチェックマーク)と表示されれば、記述は正しく成功です。
「リッチリザルトの対象ではありません」や「エラー」(赤色のマーク)が表示された場合は、記述にミスがあります。表示されたエラー内容を確認して修正してください。

2. Googleサーチコンソールで確認する
Webサイト全体の状況を把握するには、Googleサーチコンソールを使います。

確認手順
1.左メニューの「拡張」欄を見る
正しく設定されていれば、左側のメニューバーにある「拡張」という項目の下に、「パンくずリスト」「よくある質問」「求人情報」など、設定した構造化データの種類が表示されます。 ※まだクローラーが検知していない場合は、項目自体が表示されません。
2.レポートを確認する
各項目をクリックすると、詳細レポートが表示されます。グラフの「有効」に数字が計上されていれば問題ありません。「無効(エラー)」が出ている場合は、詳細をクリックして修正箇所を特定します。

3. Google検索で実物を確認する
実際にGoogle検索を行い、ユーザーとしてどう見えるかを確認する方法です。

確認方法
1.確認したいページを検索する単語、またはURLを入力して検索します。
2.表示を確認する そのページだけが検索結果に表示されます。タイトルの下や説明文の周りに、画像やレビューの星などが表示されていれば成功です。
注意:構造化データが正しくても、Googleのアルゴリズムの判断によってリッチリザルトが表示されない場合があります。
ペナルティを避けるための注意点
構造化データを設定する際は、Googleのガイドラインを守る必要があります。特に多い違反が「隠しコンテンツ」です。ページ上に表示されていない情報を記述しない 例えば、ページ本文にはレビューが載っていないのに、構造化データだけで星5つと記述するのは違反です。
ガイドライン違反(スパム)とみなされると、検索順位が下がるなどのペナルティを受ける可能性があるため、必ずユーザーに見えている情報と一致させてください。詳細は以下を参照してください。


まとめ
リッチリザルトは、検索ユーザーにページの魅力を視覚的に伝え、クリック率を高めるための有効な手段です。 現在はCMSやAIの活用により、専門知識がなくても導入しやすくなっています。まずは「リッチリザルトテスト」を使って、自社サイトの現状を確認することから始めてみてください。





