Googleサーチコンソールのデータをスプレッドシートに出力する方法を解説します。
本記事では標準機能・Search Analytics for Sheetsを使った方法をご紹介します。
Googleサーチコンソールの標準機能でスプレッドシートにデータを出力する方法
- サーチコンソールにログイン後、左側のメニューの「検索パフォーマンス」を選択
- 右上にあるエクスポートを選択
- 表示されるメニュー内の「Googleスプレッドシート」を選択
- 出力するデータを変更したい場合は上部のフィルタ機能で条件を変更し、表示データを切り替えてからエクスポートしましょう
標準機能で出力する場合はデータ数1,000件が上限となるため、1,000件以上のデータを出力したい場合や自動での出力を行う場合は後述の「Search Analytics for Sheets」を使用してください。
Search Analytics for Sheetsを使ったデータの出力方法
インストール方法
まず初めにSearch Analytics for Sheetsを以下の手順に従ってインストールしましょう。
- Googleスプレッドシートにアクセス後上部のメニューの「拡張機能」＞「アドオン」＞「アドオンを取得」を選択
- 上部の検索窓に「Search Analytics for Sheets」 と入力
- 表示された「Search Analytics for Sheets」を選択
- 「インストール」を選択
- 「続行」を選択
- Googleサーチコンソールの権限があるアカウントを選択
- 「次へ」を選択
- 「許可」を選択
- 「完了」を選択
以上でSearch Analytics for Sheetsのインストールは完了です。
指定したデータを出力する方法
- 上部メニューの「拡張機能」＞「Search Analytics for Sheets」＞「Open Slider」を選択
- 画面の右側に表示されたサイドバーで条件を設定
| 項目名 | 概要 | 備考 |
|---|---|---|
| Verified Site | サーチコンソールのプロパティ | 複数のプロパティの権限がある場合はデータを出力したいプロパティを選択 |
| Date Range | 期間 | 出力するデータの期間を選択 |
| Search Type | 検索タイプ | 「ウェブ」「画像」「動画」「ニュース」などの検索タイプを選択可能。特に指定がなければ「ウェブ」(デフォルト)を選択 |
| Group By | データの属性・項目 | 「ページ」「検索キーワード」「国」「デバイス」などのデータ項目を追加可能 |
| Filter By | フィルタ | 特定のデータに絞り込むときに使用。部分一致、完全一致、正規表現などを選択可能 |
| Aggregation Type | 集計単位 | 出力データをプロパティ単位(サイト単位)で出力するか、ページごとのデータを合算した数値で出力するか選択可能。特に指定がなければデフォルトの「auto」を選択 |
| Rows returned | 出力するデータの件数 | 1,000件、10,000件、25,000件から選択。有料プランでは100,000件、全件を選択可能 |
| Results Sheet | 出力先のシート | 新規でシートを作成するか、既存のシートにデータを出力するか選択可能 |
| Include fresh data | 暫定データを含める | サーチコンソールの最新の日付のデータは暫定データであり、データが確定するまで若干変化することがある。通常3日以内に確定データとなる。 |
- 「Request Data」を選択
以上の手順で指定した条件でサーチコンソールのデータをスプレッドシートに出力することができます。Search Analytics for Sheetsでは同一条件で25,000件までデータを出力可能ですので、1,000件より多くのデータを出力する必要がある際はこちらのアドオンを使用しましょう。
自動でデータを出力する方法
- サイドバーの上部にある「Backups」を選択
- 手動で出力する時と同様に条件を設定、自動抽出の際は下記項目の設定が必要
| 項目名 | 概要 |
|---|---|
| Period | データの集計間隔、日次と月次が選択可能 |
| Also backup non-grouped data in a separate sheet | データ項目を追加しない状態のデータを出力する(Group Byを選択していない状態のデータ) |
| Email me backup status | 集計ステータスのメール通知 |
| Run a backup cycle right away | 集計をすぐに開始する |
- 「ENABLE BACKUP」を選択
以上の手順で選択した条件と集計間隔で自動でスプレッドシートにサーチコンソールのデータを出力可能です。
サーチコンソールのデータを設定不要で自動集計する
シンメトリックが開発・提供しているサイト分析ツール「アナトミー」はGoogleアナリティクス・サーチコンソールを連携するだけで自動でデータを集計します。キーワードごとの順位・表示回数・クリック数・検索volの推移を確認することも可能です。
URLを指定することでページごとのデータも取得可能です。画面キャプチャ・タグ構造・サーチコンソールのキーワード一覧・各種GA指標の推移を自動で集計します。
上記のレポート機能はGA・サーチコンソールを連携するだけで、無料でご利用可能です。
GA･サーチコンソールのデータ集計にお悩みの方は下記URLからご登録ください。
GA4とサーチコンソールを統合して可視化する Webサイト分析ツール「アナトミー」
まとめ
本記事ではサーチコンソールのデータをスプレッドシートに出力する方法をご紹介いたしました。
- サーチコンソールの標準機能は同一条件で1,000件まで出力可能
- Search Analytics for Sheetsでは25,000まで出力可能。自動集計の設定あり
- アナトミーは設定不要でページ別・推移のデータを自動集計。GAデータも確認可能
必要なデータ件数、形式などから最適な出力方法を試してみてください。
