Google検索では、検索の際に「検索演算子」を使用することで、検索結果をより絞り込むことができます。検索演算子にはいくつか種類がありますが、その中でも「site:」演算子の使い方について説明します。
「site:」演算子の使い方
「site:」演算子では、ドメイン又はURLを指定することができます。クエリと同時に検索することも、「site:」演算子単独で検索することもできます。除外を意味するマイナス記号と合わせて指定することも可能です。
各検索パターンの検索例とその検索結果を紹介します。
ドメイン指定 + クエリ
検索例:site:fun2ride.rideaway.bike 多摩川
検索結果:「多摩川」についての検索結果のうち、fun2ride.rideaway.bikeドメインのページが表示される。
URL指定 + クエリ
検索例:site:https://www.rideaway.bike/lineup ロードバイク
検索結果:「ロードバイク」についての検索結果のうち、URLがhttps://www.rideaway.bike/lineupに前方一致するページが表示される。
「site:」演算子単独
検索例:site:fun2ride.rideaway.bike
検索結果:fun2ride.rideaway.bikeドメインでGoogle検索にインデックスされているページが一覧表示される。URL指定でも同様に使用できる。
マイナス記号との組み合わせ
検索例:-site:fun2ride.rideaway.bike 多摩川
検索結果:「多摩川」についての検索結果のうち、fun2ride.rideaway.bikeドメイン以外のページが表示される。URL指定でも同様に使用できる。
「site:」演算子の用途
「site:」演算子は、上記のようにサイトやURLを絞って検索するのに便利ですが、特に以下の用途において効果を発揮します。
Google検索へのインデックスの確認
「site:」演算子に続けて特定のURLを入力することで、クエリに関わらずそのページがインデックスに登録されているかどうかを確認することができます。
「site:」演算子を使用した検索では、様々な制限により、実際にはインデックスに登録されていても検索結果に表示されない場合があります。より正確な情報を知りたい場合には、Google Search ConsoleのURL検査ツールを使用することが、Googleからも推奨されています。一方で、URL検査ツールは該当サイトのGoogle Search Consoleの権限がないと使用できないため、例えば競合サイトなど権限のないサイトのインデックス情報を確認する場合に「site:」演算子が有用です。
ドメイン内競合の調査
クエリと共に「site:」演算子でドメインを指定して検索を実行すると、ドメイン内でそのクエリで検索に表示されるページを確認することができます。
Google検索で同じドメインで検索結果上に表示されるページ数には制限があるため、SEO施策の検討の際にはこのようなドメイン内競合の調査が必要になります。
他の検索エンジンでの対応状況
Bing検索、Yahoo検索でも、Google検索とほぼ同等に「site:」演算子を使用することができます。
しかし、Bing検索では「site:」演算子でパスを含めたURLを指定すると、結果が0件になってしまいます(2024/03現在)。例えば、以下のような検索の場合です。
検索例:site:https://www.rideaway.bike/lineup ロードバイク
この動作が仕様なのか一時的な不具合なのかは不明ですが、現状ではBing検索ではドメインの指定しか動作しないため、注意が必要です。
まとめ
「site:」演算子はGoogle検索ユーザーだけでなく、サイト管理者にとっても有用な機能です。是非、使い方をマスターして活用してください。
「site:」演算子に関する公式のドキュメント
- Google:検索演算子「site: 」の使い方 | Google 検索セントラル
- Bing:高度な検索のキーワード
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