Googleインデックスからページを削除する方法

こんにちは、AI会話分析できるサイト分析ツール | ANATOMY ( アナトミー)開発チームの江頭です。

サイトからページを削除すると、Google は次回のクロール時に「ページが存在しない(いわゆる 404 エラー)」と判断し、時間が経つと検索結果から自動的に除外します。そのため通常は特別な対応は不要です。ただし、誤って公開してしまったページや機密情報を含むページなど、早急に検索結果から消したい場合は、Google サーチコンソールの「非表示ツール」を使って申請を行うことが推奨されます。

参照元:https://support.google.com/webmasters/answer/9689846

Bingの検索結果も同じ情報が掲載されている可能性が高いので、BingウェブマスターツールでMicrosoftへも非表示申請したほうがよいでしょう。

この記事では、GoogleやBingの検索インデックスに登録されたページを非表示にする手順と、再発防止策を説明します。


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目次

ページを削除しても検索結果からすぐには消えない

GoogleやBingなどの検索エンジンは、インターネット上にあるWebページの情報(スニペットとキャッシュ)を検索インデックスに保存しています。検索インデックスの情報は、クローラーがWebページを取得したときに最新版に置き換えられますが、ページが存在しない場合(404 や 410 など)、Google はクロール時に認識しますが、検索結果から完全に消えるまでには時間がかかります。そのため、サーバーから削除しただけではしばらく検索結果に残ることがあります。

誤って公開したページや機密情報を含むページを早急に検索結果から消したい場合は、Google Search Consoleの非表示ツールやBing Webmaster ToolsのURLブロック機能で非表示リクエストを行います

サイト内でインデックス登録されたページをアナトミーで確認する

まずは、サイト内のどのページがインデックス登録されているかどうかを確認しましょう。

AI会話分析できるサイト分析ツール | ANATOMY ( アナトミー)を使うと、サイト内の各ページの検索結果での表示回数を、画面デザインと照らし合わせて確認することができます。

表示回数が1以上ある場合、Googleにインデックスされてしまっています。もしもインデックスさせたくない画面でこれらのデータが存在する場合、これから説明する方法でインデックスを削除しましょう。

サーチコンソールでGoogleに非表示リクエストをする

Googleサーチコンソールを使い、Googleの検索インデックスから削除してもらうよう、申請を出します。Yahoo!検索結果からも同時に削除されます。

手順① Googleサーチコンソールにログインする

Googleサーチコンソールにログインします。

画面左上の[▼]ボタンをクリックし、非表示対象のページがあるサイトを選択します。

Googleサーチコンソールのプロパティを検索するを選択し、該当のアカウントを選択する

Googleサーチコンソールに登録していない場合は、以下の手順で登録します。

手順② 非表示リクエストしたいURLを指定する

[非表示]メニューを選択し、[新しいリクエスト]ボタンをクリックします。

SearchConsoleでの削除リクエスト

非表示申請したいページに完全に一致したURLを入力するか、URLの先頭(ディレクトリ)を入力します。

サーチコンソールの新しい削除リクエスト

「このURLのみを非表示」を指定したとき

1つのURLを非表示申請する場合は、「このURLのみを非表示」を使います。「このURLのみを非表示」を指定したときは、次のような動作になります。

入力するURLhttps://technical-seo.jp/foo/
非表示になるURLの例http://technical-seo.jp/foo/
https://technical-seo.jp/foo/
http://www.technical-seo.jp/foo/
https://www.technical-seo.jp/foo/
非表示にならないURLの例https://technical-seo.jp/foo/index.html
https://technical-seo.jp/foo/?from=top

wwwつきドメインとhttp://のURLが同時に削除されます。パラメータ違いのURLは別のURLとして扱われるので、削除するには個別に指定する必要があります。

「このプレフィックスで始まるURLをすべて非表示」を指定したとき

サイト全体やディレクトリ全体、パラメータ違いのURLも含めて削除申請したいときは、「このプレフィックスで始まるURLをすべて非表示」を選びます。

以下がこれを指定した場合の動作です。

入力するURLhttps://technical-seo.jp/foo/
非表示になるURLの例http://technical-seo.jp/foo/
http://technical-seo.jp/foo/index.html
http://technical-seo.jp/foo/?from=top
http://technical-seo.jp/foo/bar/
https://technical-seo.jp/foo/
https://technical-seo.jp/foo/index.html
https://technical-seo.jp/foo/?from=top
https://technical-seo.jp/foo/bar/
http://www.technical-seo.jp/foo/
http://www.technical-seo.jp/foo/index.html
http://www.technical-seo.jp/foo/?from=top
https://www.technical-seo.jp/foo/
https://www.technical-seo.jp/foo/index.html
https://www.technical-seo.jp/foo/?from=top
非表示にならないURLの例https://technical-seo.jp/foo
https://technical-seo.jp/bar/

wwwつきドメインとhttp://のURLが同時に削除されます。

サイト全体を非表示にする場合は、URL欄を空欄にします。

「URL を一時的に非表示にする」と「スニペットを消去する」の違い

「スニペットを消去する」とは、Google 検索結果に表示される説明文(スニペット)やキャッシュのみを一時的に非表示にすることを指します。URL やタイトル自体は検索インデックスに残るため検索結果には表示され続けますが、本文の誤った情報を速やかに非表示にしたいときに有効です。

なお、スニペットとは、タイトルの下にある2~3行の文章の部分を指します。

検索結果のスニペット

Googleサーチコンソールで非表示申請したら終わりではありません。必ず「6.ページを削除するかインデックス登録をブロックする」で再発防止策を行う必要があります。

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Bingの検索結果でページを非表示にする(URLブロックする)

Bingウェブマスターツールを使い、Bingの検索結果にページが表示されないようにします。

手順① Bingウェブマスターツールにログインする

Bingウェブマスターツールを開きます。

Bingウェブマスターツール

Googleアカウントでログインすると、Googleサーチコンソールに登録済みのサイトを管理できるので、お勧めです。

ログインができたら、サイト一覧ページから、 削除対象のページを含むサイトを選択します。

手順② URLのブロックを行う

サイトダッシュボードの左側のメニューで [自分のサイトの設定]-[URLのブロック] を選択します。

1つのURLをする非表示にする場合は、[ページ]を選択し、URLを入力します。 特定のディレクトリ全体を非表示にする場合は、URLにディレクトリを入力します。

BingウェブマスターツールのURLのブロック画面

[URLおよびキャッシュのブロック]ボタンをクリックすると、Bingの検索結果に表示されないようになります。

Bingウェブマスターツールでの手続きで終わりではありません。必ず「6.ページを削除するかインデックス登録をブロックする」で再発防止策を行う必要があります。


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検索エンジンのインデックス登録の仕組みを理解する

ページの非表示依頼をリクエストするケースはそれほど多くありませんが、非表示申請するURLが多いのであれば、GoogleがWebサイトの内容を正しく把握できていない可能性があります。

検索エンジンは、どのようにしてクロール・インデックス登録を行っているのか、その仕組みを理解すると問題が解決しやすくなります。

クロール・インデックス登録の概要やSEOの基本についてはオンラインセミナーで解説しています。

セミナーではGoogle公式のSEOガイドであるGoogle検索セントラルの「Google検索の仕組み」と「スターターガイド」の内容を読み解くことで正しいSEO基礎知識を受講者に提供することを目指しています。

これからSEOを始めようと考えている方は是非ご参加ください。

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ページを削除するかインデックス登録をブロックする

GoogleサーチコンソールとBingウェブマスターツールでの非表示は一時的なものです。Googleでは6か月、Bingでは3か月が過ぎると、再び検索結果に情報が表示される可能性があります。

Googleの仕様では6か月間ブロックされるはずですが、1週間ほどで再表示されることがあります。非表示期限前でも安心せず、定期的にGoogleサーチコンソールをチェックするようにしてください。

そこで、非表示申請後にきちんとした再発防止策をとる必要があります。

ケース① 誤って公開してしまったページのとき

本来、ウェブに掲載しないページだった場合は、サーバーからファイルを削除します。

WordPressの場合は、記事やページを削除(ゴミ箱に移動)します。

ケース② 検索結果に表示させたくないページのとき

もともと使用しているページで、削除することはできないページの場合、検索結果に表示させないようにするには、このページのインデックス登録をブロックします。

具体的には、robotsメタタグでnoindexを指定します。

管轄外のサイトのインデックス情報削除

ここまでは、自社で管轄しているサイトのインデックス削除方法を紹介しましたが、他社が管理しているサイトの情報を削除することはできません。

他社管轄の情報をGoogleから削除するには、以下3種類の方法があります。

  • サイトオーナーに削除依頼する
  • 法的な理由でコンテンツを報告する
  • 「古いコンテンツの更新ツール」を使う

サイトオーナーに直接削除を依頼する

該当するサイトの問い合わせフォームなどから連絡を取り、情報の削除依頼を申請します。

連絡先が明記されていない場合などは、そのサイトをホスティングしているサービス事業者に連絡を取ります。

法的な理由でコンテンツを報告する

サイトオーナーが削除に応じない場合でも、内容によってはGoogleが情報削除を受理してくれることがあります。

たとえば、個人情報など本人に何らかの被害や危険が及ぶ内容が公開されているのであれば、法的な理由としてコンテンツ削除を依頼できます。

古いコンテンツの更新ツールを使う

サイトオーナーが削除に応じ、情報が削除されたものの、依然としてGoogle検索結果に表示されているときは、「古いコンテンツの更新ツール」を使います。

Google検索で古いコンテツの更新をリクエストする

まとめ

以上、Google や Bing など、検索エンジンの検索結果からページを削除する方法を紹介しました。

誤って公開してしまったページや機密情報など、早急な対応が必要な場合は、まずサーチコンソールやBing Webmaster Tools の「非表示ツール(URL ブロック機能)」で検索結果から一時的に非表示にするのが第一歩です。
その上で、不要なページは削除や noindex 指定などで恒久的にインデックスから除外する再発防止策を行うことで、確実に検索結果から消すことができます。

手順はやや複雑ですが、上記の流れに従えば確実に対応できますので、ぜひ実践してみてください。

最後に弊社ではサーチコンソールとGA4データを1つにまとめて分析ができる「WEBサイト分析ツール アナトミー」 を提供しております。運用しているサイトのSEOチェックを行うのに必要な機能が揃ったダッシュボードプランは全て無料でずっとご利用いただけます。是非、アナトミーに無料登録してサイトのSEOチェックをしてみてください。

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