本記事では、Googleの検索結果にパンくずリストを正しく反映させるための「構造化データ」の書き方を解説します。
パンくずリストを記述する3つの形式
構造化データには、Googleがサポートしている3つの記述形式があります。それぞれ特徴がありますが、まずは自分のサイトの管理状況に合わせて選んでください。
- JSON-LD:Googleが最も推奨している形式です。HTML内のどこにでも記述でき、管理がしやすいため、特別な理由がない限りはこの形式を選びましょう。GoogleのAIがサイト構造を素早く理解する助けになります。
- Microdata:HTMLのタグ(liタグなど)の中に直接専用の属性を書き込む形式です。
- RDFa:Microdataと同様にタグの中に記述する形式で、HTML5のほか、さまざまな文書形式で使われます。
【形式別】パンくずリストの書き方とコード例
1.【推奨】JSON-LDでの書き方
JSON-LDは、scriptタグを使って「データのまとまり」を記述する方法です。コード内の記号はすべて「半角」で記述してください。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "BreadcrumbList",
"itemListElement": [
{
"@type": "ListItem",
"position": 1,
"name": "ホーム",
"item": "https://example.com/"
},
{
"@type": "ListItem",
"position": 2,
"name": "カテゴリ名",
"item": "https://example.com/category/"
}
]
}
</script>
※注意点:最後の要素(上記例では「カテゴリ名」のブロック)の閉じ括弧「}」の後にカンマ「,」を入れないように注意してください。
2.Microdataでの書き方
HTMLのリスト構造(ol、liタグなど)に直接属性を付与します。
<ol itemscope itemtype="https://schema.org/BreadcrumbList">
<li itemprop="itemListElement" itemscope itemtype="https://schema.org/ListItem">
<a itemprop="item" href="https://example.com/">
<span itemprop="name">ホーム</span>
</a>
<meta itemprop="position" content="1" />
</li>
<li itemprop="itemListElement" itemscope itemtype="https://schema.org/ListItem">
<a itemprop="item" href="https://example.com/category/">
<span itemprop="name">カテゴリ名</span>
</a>
<meta itemprop="position" content="2" />
</li>
</ol>
3.RDFaでの書き方
Microdataと似ていますが、使用する属性名(vocabやpropertyなど)が異なります。
<ol vocab="https://schema.org/" typeof="BreadcrumbList">
<li property="itemListElement" typeof="ListItem">
<a property="item" typeof="WebPage" href="https://example.com/">
<span property="name">ホーム</span>
</a>
<meta property="position" content="1">
</li>
<li property="itemListElement" typeof="ListItem">
<a property="item" typeof="WebPage" href="https://example.com/category/">
<span property="name">カテゴリ名</span>
</a>
<meta property="position" content="2">
</li>
</ol>
正しく設定できたかチェックする3つの方法
構造化データは、記述ミスが一つあるだけでもGoogleに正しく認識されません。コードを設置した後は、必ず以下のいずれかの方法で確認してください。
1:リッチリザルトテストで公開直後の確認をする
リッチリザルトテストは、Googleが提供している無料の検証ツールです。ページを公開する前や、コードを書き換えた直後に使用します。
- ツールに公開済みの「URL」または「コード」を入力して実行します。

- 〇件の有効なアイテムを検出しました。と出たら、検出された構造化データからパンくずリストを確認する

「1件の有効なアイテムを検出しました」という緑色のチェックが表示されるか確認してください。もし「警告」や「エラー」「アイテムが検出されませんでした」が出ている場合は、記述ミス(カンマの不足や全角記号の混入など)がないか見直す必要があります。
2:Search Consoleで公開後の継続確認をする
Search Console(サーチコンソール)は、公開したページをGoogleがどのように認識しているか確認できるツールです。
1.Googleサーチコンソールにログイン後、左メニューにある「表示改善」または「パンくずリスト」をクリックします。

ここではサイト全体のパンくずリストの状態が一覧で表示されます。「有効(緑色)」であれば問題ありませんが、「エラー(赤色)」が出ている場合は、どのページで問題が起きているかを特定し、修正を行う必要があります。
3:Webサイト分析ツール「ANATOMY」
Googleの公式ツールは「1ページずつ」の確認が基本ですが、サイト全体のパンくずリストを一括でチェックしたい場合には、ANATOMY(アナトミー)が非常に役立ちます。

ANATOMYでは、「特定のカテゴリだけパンくずが抜けている」「階層のリンクが切れている」といった、コードの書き方以外の構造的なミスも直感的に発見できるため、実務の工数を大幅に削減できます。
検索結果にパンくずリストが表示されない5つの原因
設定したのに検索結果に反映されない場合は、以下の5つのどれかが原因です。必ず確認してください。
原因1:コードの記述ミスをしている
JSON-LDでは、末尾のカンマ「,」の有無や、全角記号の混入でエラーになることがよくあります。
原因2:データ不一致がある
画面上に表示されているパンくずの文字と、構造化データの中身が異なっていると、Googleが混乱して表示されないことがあります。
原因3:Googleの反映待ちである
設定してすぐに反映されるわけではありません。Search Consoleから「インデックス登録リクエスト」を送り、数日から数週間様子を見てください。
原因4:ガイドライン違反をしている
ユーザーに見えない隠しテキストを構造化データに含めるなど、Googleのガイドラインに違反する使い方は避けてください。
原因5:AI概要(AI Overviews)の影響
2026年現在の検索結果では、最上部にAIによる回答が表示されることがあります。AIが生成する回答エリアでは、従来のパンくずリストとは異なる形式で引用元が表示される場合があるため、構造化データが正しくても見た目が変わることがあります。
まとめ
パンくずリストの構造化データ設定は、「JSON-LD」で実装することが推奨されています。AI検索時代においてもGoogleに正しくサイト構造を伝え、ユーザーに選ばれるサイトにするために構造化データの設定はしておきましょう。








